25日午後10時40分ごろ、東京都足立区千住旭町の銭湯「弁天湯」から出火、浴場がある木造2階建ての建物延べ275平方メートルのうち180平方メートルと、隣接する住宅20平方メートルが焼け、銭湯の利用客8人が避難した。75歳の男性従業員の所在が確認されておらず、千住署などが調べている。
東京消防庁の調べでは、出火当時、男性5人、女性3人が入浴していたという。
男湯に入っていた従業員の新井雅二さん(58)は「風呂から上がって着替えようとしたところ、男湯のお湯の吹き出し口から黒い煙が上がっていて、お客さんが大騒ぎになった。ボイラー室から炎が上がっていて、従業員仲間の叫び声がした。その後、5、6回、ボーンという爆発音がした」と話した。
近くの住民によると、弁天湯はテレビ番組の撮影にも使われる老舗(しにせ)の銭湯だという。
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