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2008年05月25日(日) 19時18分

政府医療チームの調査団、ミャンマーへ出発朝日新聞

 サイクロン被害にあったミャンマー(ビルマ)の軍事政権トップが外国からの人的援助受け入れを表明したことを受け、政府の国際緊急援助隊医療チームの調査団4人が25日、被災地に向けて成田空港を出発した。約1週間滞在し、被害の状況を調べ、現地当局と本格的な医療チーム派遣について協議する。

 この日出発したのは医師、外務省、国際協力機構(JICA)職員ら4人。2便に分かれて、バンコク経由でヤンゴンに入る。

 出発にあたり、救急振興財団救急救命北九州研修所(北九州市)の金井要所長は「中国の地震と比べて、ミャンマーの被害は日本に届く情報が限られている。早く現地を見て、日本の医療チームに何ができるかを調べたい」と抱負を語った。

 軍事政権が発生から3週間、外国からの人的援助を拒んできたことについては「コメントできない」としながら、「まずは医療チームを派遣するかどうかの調整から。そこで何をするかは、次の段階だ。食糧が不足し栄養状態が悪いことで体調を壊している人がかなりの数に上っていると思う」と話した。

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