奈良県明日香村の飛鳥資料館で開催中のキトラ古墳十二支像壁画「子(ね)・丑(うし)・寅(とら)」の特別公開(文化庁・同資料館主催、朝日新聞社後援)は24日、期間中、最後の週末となり2千人を超す来場者でにぎわった。俳優の児玉清さん(74)によるトークショーも村内であり、約400人が聴き入った。特別公開は25日に最終日を迎える。
特別公開されている十二支像壁画を見つめる俳優の児玉清さん(中央)=奈良県明日香村、渡義人撮影児玉さんは、奈良を舞台にしたテレビドラマで考古学を研究する高校の教頭役を演じた。県立万葉文化館であったトークショー「鹿男 キトラに迫る」(奈良文化財研究所主催)では、児玉さんと田辺征夫・奈文研所長が対談した。壁画を見学した児玉さんは「想像より小さかったが、実物の威力はすごい。鮮烈な印象を受けた」などと語った。会場の大型スクリーンにドラマの場面も映し出され、奈文研での撮影のエピソードも披露された。
特別公開(午前9時〜午後6時)は一般500円、高校・大学生300円、中学生以下無料。問い合わせはキトラりんりんダイヤル(050・7105・5355、午前9時〜午後5時)へ。
http://www.asahi.com/kansai/entertainment/news/OSK200805240062.html