愛知県犬山市の日本モンキーセンター付属世界サル類動物園で、希少なサル、シルバールトンの赤ちゃんが19日に生まれた。銀がかった黒色の母親と違い、全身が金色。大きさは約350グラム、頭から胴までの長さが20センチほど、しっぽの方が長く、25センチほどとみられる。
シルバールトンの母子。子どもは金色の毛を持つ=愛知県犬山市の日本モンキーセンター、竹谷俊之撮影
シルバールトンはインドシナ半島やインドネシアが原産。生後3週間ほどから顔から順に銀が交ざった黒色に毛が生え替わり始めるという。
日本動物園水族館協会(事務局・東京都台東区)によると、国内では数カ所で飼育されているが、繁殖例は珍しいという。
計8頭いる同センターは、母子を保護するためオリを分けた。学芸員の赤見理恵さんは「母子ともに元気でいてほしい」。(藤浦大輔)
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