プロ野球パ・リーグで下位に低迷しているオリックスは21日、テリー・コリンズ監督(58)の辞任を発表した。本人が辞任を申し出て、球団側が了承した。阪神2回戦(スカイマーク)の試合終了後に会見したコリンズ監督は「野球の監督は強い情熱を持っていないといけないが、火がなくなってしまった」と辞任理由を述べた。大石大二郎ヘッドコーチ(49)が監督代行に就任し、23日の広島戦(京セラD)から指揮をとる。
中村勝広・オリックス球団本部長(左)と退団会見をするコリンズ監督=山本裕之撮影
コリンズ監督は昨季から就任し、1年目は62勝77敗5分けで3年ぶりのリーグ最下位に終わった。3年契約の2年目となる今季も、21日まで21勝28敗の5位と低迷。カブレラや浜中らを補強、強力打線で臨んだものの、苦戦が続いていた。マイク・ブラウン投手コーチとジョン・ディーバス打撃コーチも辞任する。
オリックスは03年には、就任2年目の石毛宏典監督を、開幕から1カ月足らずの4月23日に解任している。
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