工事現場に侵入し警備員に暴行して銅線を奪ったなどとして、強盗致傷などの罪に問われた歌手ユニット「EE JUMP」(解散)の元メンバー、後藤祐樹被告(21)に対し、東京地裁(林正彦裁判長)は21日、懲役5年6カ月(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。
後藤被告は「モーニング娘。」元メンバーの後藤真希さんの弟。
判決によると、後藤被告は昨年7月に都内の工事現場2カ所に遊び仲間と侵入し、銅線などを盗んだ。また同年9月には、再び1カ所に侵入し、警備員の顔を殴るなどして重傷を負わせ、銅線を奪った。被害額は3件で約340万円に上った。
林裁判長は、「被告はバイク愛好会の年少メンバーを次々に犯行に誘い、いずれの犯行も計画から盗品の処分まで中心的な役割を果たした」と指摘。「楽して金を稼ごうと考えた自己中心的な動機に酌量の余地はない」と述べた。
アサヒ・コムトップへhttp://www.asahi.com/national/update/0521/TKY200805210190.html