国土交通省は20日、名古屋市営地下鉄のエスカレーター事故を受け、同型式の日本オーチス・エレベータ(東京)製エスカレーターを緊急点検した結果、東京都内2駅の計4基でボルトの破断が見つかった、と発表した。
東京都交通局・大江戸線の都庁前駅(3基)と練馬駅(1基)で、それぞれ制御装置の台座を固定する6本のボルトのうち1本ずつが折れていた。補強のため、4基ともすべてのボルトを直径16ミリから20ミリのものに交換した。
同型式は東京・名古屋に66基あり、昨年以来確認されたボルト破断は事故機を含め6基となった。日本オーチスの広報担当者は「ボルトの破断が構造的な問題かどうかは警察など関係機関に調査していただいている」としている。
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