ホンダの福井威夫社長は21日に開いた記者会見で、小型車「フィット」のハイブリッド車を2010年代前半に発売する考えを明らかにした。価格は通常モデルよりも20万円程度高い水準に収める方針。従来のハイブリッド車に比べれば割安な価格帯をめざす。
軽自動車並みの低燃費が売りのフィットは01年以来、世界で200万台以上を販売したホンダの最量販モデル。現行モデルは税込み119万7千〜178万5千円。昨秋に全面改良車を発売したばかりだが、次の全面改良に合わせてハイブリッド車を出す。
これに先駆け、新たなハイブリッド専用車を09年初めに発売し、次いで新型のスポーツハイブリッド車も発売する。05年発売の「シビック」ハイブリッド車と合わせ、2010年代にはハイブリッド車を4車種そろえ、全体で年間50万台の販売を見込む。
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