20日午後7時30分ごろ、大阪市北区天満1丁目付近の通行人から「大川で船が沈みかけている」と110番通報があった。東署員らが駆けつけたが、砂利を積んだ台船(長さ約32メートル、幅約5・5メートル)が約20分後に沈没した。
大川に沈んだ砂利運搬船。後方は中之島=20日午後8時53分、大阪・天満橋、新井義顕撮影調べでは、台船は「天祥丸」(15トン)に押され、砂利約250立方メートルを同市此花区から同市都島区へ運搬していた。天祥丸の船長(67)は「台船が傾きだしたので、立て直そうとしたができなかった」と話しているという。同署が原因を調べている。
現場はオフィス街にかかる天満橋の近く。数十人が橋の上からのぞき込んだり、カメラ付き携帯電話で写真を撮ったりしていた。