三菱UFJフィナンシャル・グループ(FG)が20日発表した08年3月期決算は、当期利益が前期比27・7%減の6366億円となった。米サブプライムローン問題の影響で、総額1230億円の関連損失を計上したことなどが響いた。
銀行本業のもうけを示す業務純益は1兆154億円。前期比13・4%減で、3メガバンクで唯一、減った。08年3月末時点での証券化商品の残高は3兆3200億円で、含み損は3130億円。09年3月期の連結当期利益は、08年3月期からほぼ横ばいの6400億円を見込む。
12日に発生した現金自動出入機(ATM)のシステムトラブルについて、畔柳信雄社長は会見で「ご迷惑をかけて申し訳ない。反省を踏まえてシステム統合に全力を挙げたい」と、FG社長として初めて謝罪した。
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