12日未明の強い冷え込みによって、弘前市周辺のリンゴに凍霜害が出ていることがわかり、つがる弘前農協は19日、管内5市町村や県と合同で被害調査をした。同農協は今月中に被害状況をまとめる予定。農家には、すぐに摘果せず、中心花の子房の内部の大半が褐色に変わる褐変(かっぺん)などの様子をしばらく見るよう指導している。
調査団は西沢幸清組合長ら約30人。被害の大きいリンゴ畑を重点的に回り、咲き終えたばかりのリンゴの花を調べた。弘前市鬼沢の畑では褐変が見られ、実の成長が望めないという。
「ここは霜が降りやすい所だが、こんなひどい被害は初めて」と、農園主(57)は肩を落とす。
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