記事登録
2008年05月19日(月) 22時44分

殺害当日未明に親族あて最後の携帯発信 京都舞鶴の事件朝日新聞

 京都府舞鶴市で府立高校1年の小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、小杉さんが自宅を出た後の7日午前1時ごろ、携帯電話から東京都内の親族あてに最後のメールを送信していたことが、京都府警の調べで明らかになった。府警は、内容に身の危険をうかがわせるような記述がないことから、その後、防犯カメラに映っていた男性と会った小杉さんが事件に巻き込まれたとみている。

 調べでは、小杉さんのメールは、屋外にいることを示唆していたが、受け取った親族が不審に思うような内容はなかったという。メール直前の同日午前0時50分ごろには、携帯電話で話した友人に「今散歩していて、薬局前にいる」などと説明していたことがわかっており、府警は小杉さんがこの時点では単独で行動していたことを裏づける事実とみている。その後、同午前2時にかけて、遺体発見現場に向かう道沿いの複数の防犯カメラに自転車を押して歩く男性と小杉さんとみられる女性の姿が映っていた。

アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/national/update/0519/OSK200805190083.html