記事登録
2008年05月19日(月) 22時04分

6カ国代表、テヘランで核問題協議か イラン訪問で調整朝日新聞

 【テヘラン=吉武祐】イラン外務省のホセイニ報道官は19日、国連安保理常任理事国とドイツの計6カ国の代表が、イラン核問題の解決に向けた話し合いのため、近くイランを訪れる方向で調整していることを明らかにした。

 6カ国側は、イランがウラン濃縮などの核開発を停止した場合の新たな「見返り案」の詳細を伝えるとみられる。米国を除く各国の次官級代表と、イランとの交渉窓口となってきたソラナ欧州連合(EU)共通外交・安全保障上級代表が参加する見通し。

 イランは、アフマディネジャド大統領が13日の記者会見で「見返り(という考え方)には反対だ」と発言するなど、ウラン濃縮停止を前提とした交渉は拒否する立場だ。

 ただ、その後、各国に核問題など幅広い分野で協力を呼びかける提案文書を送っており、ホセイニ氏は「建設的な協議の準備が整った」として、6カ国側の姿勢の変化を期待した。

アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/international/update/0519/TKY200805190265.html