三菱自動車は19日、仏プジョー・シトロエングループ(PSA)と合弁で、ロシアに乗用車組み立て工場をつくると発表した。11年から操業する計画。モスクワ市南西180キロのカルーガ州に建てる。日系メーカーのロシア進出は、トヨタ自動車、日産自動車、スズキに続き4社目。
生産能力は年間16万台。中型SUV(スポーツ用多目的車)をつくり、三菱とプジョー、シトロエンの各ブランドで売る。プジョー、シトロエンの中型乗用車もつくる。
19日に合弁の基本契約を締結。PSAが過半を出資するという。三菱自は05年からPSAの欧州市場向けにSUVを供給し関係が深い。
三菱自の07年度のロシアでの販売は約10万7千台で、前年度より54%増。10年度は16万台になると予想し、「数年間は成長が続く」(益子修社長)とみて進出を決めた。
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