記事登録
2008年05月19日(月) 19時16分

中央三井トラストは当期利益36%減 3月期連結決算朝日新聞

 中央三井トラスト・ホールディングスの08年3月期連結決算は、当期利益が718億円で前期より36.3%減った。19日発表した。サブプライム問題による市場の混乱で、債務担保証券(CDO)の処理などで計52億円の損失を計上したのが響いた。

 傘下の中央三井信託、中央三井アセット信託の2銀行合算では、本業のもうけを表す実質業務純益が12.7%減り1544億円。住宅ローンの手数料収入は伸びたが、主力の不動産仲介の手数料収入が減った。09年3月期の当期利益は08年3月期より11.4%多い800億円を見込む。

 3632億円が残っている公的資金について、田辺和夫社長は「来年8月までに完済する方針は変わらないが、時期などの詳細は確定していない」と述べた。

アサヒ・コムトップへ

http://www.asahi.com/business/update/0519/TKY200805190226.html