経済産業省原子力安全・保安院は19日、原子炉等規制法に基づき、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の特別保安検査に入った。茨城県東海村の同機構本部にも今後立ち入り、約1カ月かけて、異常発生時の通報連絡態勢などを調査する。
もんじゅでは3月にナトリウム漏れ検出器が誤作動し、警報が鳴ったにもかかわらず、地元など関係機関への通報が約3時間遅れた。検査では主に、通報遅れの原因や機構による改善状況、検出器の点検計画などを調査し、保安規定違反がなかったかどうかも調べる。
http://www.asahi.com/kansai/news/OSK200805190055.html