大阪府の橋下徹知事は19日、同府吹田市の市立千里新田小学校を訪れ、1年生の35人学級の授業を見学した。
少人数学級を視察する橋下大阪府知事=19日午前、大阪府吹田市、日吉健吾撮影35人学級は太田房江・前知事が小学1、2年での実施を公約し、07年度から府内の全小学校で実現した。知事直轄の改革プロジェクトチーム(PT)が、40人学級に戻すことで加配した教員を減らし、09年度だけで人件費30億円を減らす案をまとめ、府教委が「効果が上がっているのに」と反論している。
図工と国語の授業を見終えた橋下知事は「1、2年生はきめ細やかな指導が有効だという先生方の声には合理性があると思った。ただ、予算の問題があるので、他の施策とも合わせて政治判断する」と話した。