京阪電気鉄道は19日、今年10月に開業する京阪中之島線の中之島駅(大阪市北区中之島)近くに、外資系高級ホテルやオフィスなどが入る複合高層ビルを建設する、と発表した。計画地は、大手ゼネコンの大林組と共同で所有する約5480平方メートルの敷地で、12年度中の完成を目指す。
新ビルは同線の終着駅である中之島駅に地下通路で直結する予定で、商業テナントも誘致してターミナルビルの機能も持たせる。ビルの階数や高さは未定という。
近くにはリーガロイヤルホテルがある。客室の供給過剰を懸念する声も出てきそうだが、京阪の佐藤茂雄・最高経営責任者(CEO)は「中之島線は、ホテルが不足している京都と直結しており、需要が期待できる」との見方を示した。