大阪府の橋下徹知事と大阪市の平松邦夫市長が18日、市内を流れる川からの景観をいっしょに船で視察した。15日には文化助成の削減をめぐって激論を交わした2人だが、この日は橋下知事が事業計画案に反対したイベント「水都大阪2009」のあり方について約1時間40分にわたって船上で論議し、歩み寄りの姿勢も見せた。
船着き場からの声援にこたえて手を振る、橋下徹大阪府知事(右)と平松邦夫大阪市長=大阪市中央区視察は橋下知事の誘いで実現。橋下知事が「橋や桜並木のライトアップなど、イベント後も残るものに少しでもお金をかけたい」と提案。 平松市長は下船後、「残したいものはこれだというメッセージがはっきり出てくれば、いい方向に向くんじゃないか」と話し、「何とかうまく一つの船に乗れそうな気がしている」と語った。