大阪市東成区東中本1丁目のマンション一室で3月、この部屋に住む中国籍の和歌山大大学院生、石小寧(せき・しょうねい)さん(26)が頭から血を流した状態で死亡しているのが発見される事件があり、大阪府警は18日、兵庫県尼崎市の自称自営業、大須賀隆容疑者(23)を殺人容疑で逮捕した。「殺すつもりはなかった」と供述しているという。
捜査1課の調べでは、大須賀容疑者は3月8日午前3時ごろ、大阪市中央区島之内1丁目の飲食店内でシャンパンの瓶で石さんの頭を殴って殺害した疑い。
府警や石さんの知人によると、石さんは3月7日午後10時ごろに同市鶴見区にあるアルバイト先の輸入雑貨販売会社を出た後、連絡がつかなくなった。同月19日夕方、大学側からの連絡で安否確認にきた東成署員らが自室で死亡している石さんを発見。司法解剖の結果、頭の左側を鈍器で殴られたような形跡があることがわかった。
府警は、室内に少量の血痕しか残されていないことや物色の跡がないことなどから、石さんは室外で事件に巻き込まれたとみて調べていた。
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