中国四川省で起きた大地震は18日、発生から7日目を迎えた。生存者の救出活動では悲観論も漂う中、北川チャン族自治県の病院倒壊現場で同日午前、生き埋めとなっていた男性が139時間ぶりに救出された。17日夜にも同県で、厚さ約6メートルに及ぶがれきの下敷きになっていた男性が地震の発生から127時間ぶりに救出されている。国営の新華社通信が伝えた。
同県では、日本の国際緊急救援隊も倒壊した中学校の校舎で生き埋めになっているとみられる生徒らの救助活動にあたっている。北京青年報など北京の複数の大衆紙は18日付の紙面で、日本の救援隊が最初に現地入りした同省青川県で発見した遺体の前で整列し、黙祷(もくとう)をささげる様子を写真つきで大きく扱うなど関心の高さをうかがわせた。
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