東急電鉄は17日、東京都大田区南雪谷2丁目の池上線雪が谷大塚駅と御嶽山駅間で、遮断機が上がったままの踏切を回送電車(3両編成)が通過した、と発表した。運転士が停止信号などを見落としたのが原因という。
同社によると、現場は検車場と本線を結ぶ留置線にかかる踏切。17日午前0時45分ごろ、電車は時速13キロほどで踏切に進入。運転士が急ブレーキをかけたが、先頭部分が約13メートル越えて停止した。
運転士は、踏切前で電車を止めるべきなのに、踏切の先で止めると思いこんでいたという。踏切は手動で、踏切前で停車するはずだったため、東急は遮断機などを作動させていなかった。
交差する道路は幅6.7メートルの区道(片側1車線)で、歩行者や自動車はなかった。日中は車の通行が多く、付近に住宅やアパートも密集しているという。同社は「従業員に作業を徹底させ、再教育を実施します」と説明している。
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