【ニューヨーク＝松下佳世】国連の潘基文（パン・ギムン）事務総長は１６日、中国の四川大地震の被災者支援のために、国連人道問題調整事務所（ＯＣＨＡ）が運営する中央緊急対応基金から、最大７００万ドル（約７億３千万円）を拠出するとの声明を発表した。国連の各機関を通じて、緊急の人道支援や、救助の専門家の派遣などに充てられるという。
国連によると、国連児童基金（ユニセフ）がテントや毛布、水などを送るほか、世界食糧計画（ＷＦＰ）も約１２万人分の即席めん１週間分を用意する。潘氏は「中国政府の要請に応じてさらなる援助の用意がある」としている。
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