【ワシントン=鵜飼啓】米政府の国際援助機関、国際開発局(USAID)は16日、北朝鮮に対する食糧支援を約2年半ぶりに再開すると発表した。今後1年間で50万トンの規模で、6月に第1便を送る予定。近く平壌で援助専門家による詰めの協議を行うとしている。
支援再開は米朝関係の改善につながるもので、北朝鮮筋は「円滑な支援を期待したい」と歓迎。北朝鮮核問題での米朝協調路線を後押しし、核計画の申告に向けた環境作りが進む可能性もある。
同局は先週の平壌での専門家協議などを通じ、援助物資がきちんと配給されているかの「監視態勢の本質的な改善で合意した」とした。
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