札幌市の実業家小竹正剛さん(76)が「若い人の奨学金に」と4億8千万円を同市に寄付したことが16日、わかった。職員もびっくりの市政史上空前の金額だ。
札幌市には月5千〜9千円の奨学金制度がある。景気低迷で申請は増えているが、今年度もらえる若者は641人で申請者の4割にとどまる。
寄付は奨学基金となり、今年度の運用益は約70人分。定時制高校で学び、貸しビル業などを営む小竹さんは「家庭が苦しい若者こそ勉強して社会をよくしてほしい」と話しているという。
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