広島市中区の広島県立美術館で4月18日から開催中の「本願寺展」(朝日新聞社など主催)の入場者が17日、5万人を超えた。ちょうど5万人目となった同区の病院事務職員大町由香さん(37)に、織田信長が石山合戦の和平に際して本願寺に贈ったとされる「一文字茶碗(ちゃわん)」の複製や同展の図録が贈られた。
大町さんは古寺巡りが好きだが、京都の本願寺には足を運んだことがなく、これまで門外不出で初出品された「菊の間」や「雀(すずめ)の間」の鮮やかな天井絵を見て、「行きたくなりました」と話していた。同展は25日まで。