民主党の小沢代表が公明党の太田代表の東京12区への国替えを示唆したことに対し、同党が強気の姿勢に出ている。16日の記者会見で太田氏は「コメントする問題ではない」と受け流したが、中堅議員は「全国で民主党との対決色が強まり、かえって引き締まる」と強調している。
東京12区は都内でも支持母体の創価学会の票が多い地域とされ、前回は太田氏が民主候補に約3万5千票差をつけて圧勝した。小沢氏との「代表対決」が実現すれば、投票率が上がり、苦戦を強いられる可能性も指摘されているが、別の中堅議員は「小沢氏であろうと、小選挙区は甘くはない」と話す。
一方、創価学会の幹部は「選挙を知り尽くした小沢氏の狙いは揺さぶり」とみて、静観する構えだ。
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