和歌山電鐵(でんてつ)の無人駅・貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)の「駅長」として人気の猫のたま(メス、9歳)がフランスの映画に出演することになり、16日、同駅で撮影があった。
フランスの映画監督ミリアム・トネロットさん(右)に取材されるたま駅長=貴志駅作品はドキュメンタリー「人間の鏡としての猫」。人間の臨終を知らせるという米国のオスカー、首にカメラを下げて散歩するドイツのリーなど、世界の猫と共演する。
カメラ慣れしているたまは、堂々とした振る舞い。同電鐵の関係者は「駅長として精進したたまもの。たまの銀幕デビューはたまたまじゃない」と感心しきりだった。