内閣府は16日、「自殺対策に関する意識調査」の結果を発表した。
本気で自殺を考えたことがあると答えた人が約2割、周囲に自殺をした人がいると答えた人が約3割に達しており、自殺問題の深刻さが浮き彫りとなった。
内閣府による同様の調査は今回で3回目だが、自殺に関する個人的経験を質問したのは初めて。今年2〜3月、全国の成人男女3000人を対象に実施し、1808人から有効回答を得た。回収率は60・3%。
調査結果によると、「本気で自殺したいと考えたことがあるか」との設問に対し、19・1%が「ある」と答えた。年代別では20歳代(24・6%)と30歳代(27・8%)で2割を超えた。
「周りで自殺した人はいるか」との設問に「いる」と答えた人は34・7%で3人に1人の割合だった。
インターネット上の「自殺サイト」の法的規制については、「規制すべき」が76・1%に達した一方、「自殺サイトを見たことがある」は1・9%にとどまった。テレビドラマや映画の自殺シーンに関し、42・6%が「多いと思う」と答えた。
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080516-OYT1T00636.htm?from=navr