松下電器産業は、自宅の様子が分かる業界初のカーナビを6月から発売する。無線技術のブルートゥース対応の携帯電話端末を近くに置けば、家庭のテレビやカメラなどの家電機器とネットを通じて接続。自宅の様子をカーナビで見たり、テレビ番組を予約したりできる。希望小売価格は35万4900円。
松下電器産業が6月から売り出す自宅の様子が分かるカーナビ松下電工の設備ネットワークシステムを導入している家なら、カーナビでエアコンや照明の操作、施錠もできる。カーメーカー純正だけでなく、市販ルートでの売り込みを積極的に強化する方針だ。
松下はカーエレクトロニクス分野を成長エンジンのひとつと位置づけている。06年度に約7500億円だった同分野の売上高を、09年度には1兆円に乗せたい考えだ。