2008年05月13日(火) 08時01分
ゴマキ弟に求刑8年…すすり泣きながら妻と子に謝罪(スポーツ報知)
アイドル・後藤真希(22)の実弟で、強盗致傷・窃盗などの罪に問われている元アイドルグループ「EE JUMP」のメンバー・後藤祐樹被告(21)の論告求刑公判が12日、東京地裁(林正彦裁判長)で開かれ、検察側は懲役8年を求刑した。
被告人質問で弁護側から「奥さんや子供さんに言うことは」と問われた後藤被告は約10秒間の沈黙の後、すすり泣きしながら言葉を振り絞った。「たいへん申し訳なく思っています…」。言い終わるとグリーンのハンカチで涙をぬぐった。傍聴席の妻と母も号泣した。
起訴状によると、後藤被告は昨年9月27日未明、中学時代の友人2人と共謀し、東京・渋谷区内の建設現場に侵入。警備員男性に鼻骨骨折などのけがを負わせ、電線1200メートル(約78万円相当)を盗んだ。争点は主犯格として積極的に犯行に関与したか否か。検察側は「計画的で常習的。利欲的動機に酌量の余地はない」と厳しい判断を求めた。
最終意見陳述で「社会人としてまじめに人生、生きていきます」と語った後藤被告は求刑が言い渡された後、傍聴席にいる妻と母に向かってニコッと笑顔を見せた。
後藤被告は「EE JUMP」メンバーとして00年にデビュー。しかし翌年、夜間の外出を巡って所属事務所とトラブルになって休業し、翌02年に引退。現在はとび職に就いていた。判決は21日に下る。
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