茨城県は13日、下妻市の「小貝川ふれあい公園」で、モルヒネやアヘンの原料になるとして、あへん法で栽培が禁止されているケシの花数十万本(推定)が咲いていたと発表した。
県薬務課によると、アツミゲシという種類で、ポピーに混じり育っていた。下妻市は同日、すべて抜いて焼却処分した。
市によると、公園は24日からはじまる「小貝川フラワーフェスティバル」の会場で、市やボランティアが昨年10月、市内の種子業者から購入したポピーの種をまいていた。アツミゲシの種は形や色がポピーの種と似ており、混ざっていた可能性が高いという。
下妻署員が11日、パトロール中にケシの花に気付き、発覚した。県薬務課は種の流通経路を調査している。
同公園はポピー畑が有名で、5月に約500万本の花が咲く。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080513-OHT1T00251.htm