青森県野辺地町で昨年12月、乗用車が歩行者をはね死亡させた事故をめぐり、青森地検は13日までに、助手席にいた20代女が運転中の男に菓子を口移しし、前方を十分に確認していなかったのが原因として、自動車運転過失致死の疑いで会社員大山浩美容疑者(47)=青森市筒井八ツ橋=を、重過失致死の疑いで女を逮捕した。
県警は4月4日、自動車運転過失致死の疑いで大山容疑者だけを書類送検したが、その後の調べで、大山容疑者が「助手席の女性は通行人」とウソをつくなどしていたことが判明。女性の過失も大きいとして地検が逮捕した。2人は知人としている。
調べでは、2容疑者は昨年12月28日、町道で大山容疑者が運転中、女がチョコレートを口移ししたため、前方を歩いていた男性=当時(69)=に気付かずに衝突、死亡させた疑い。