旺文社(東京)と同社グループの教育測定研究所(同)は13日、情報通信大手のヤフーと提携し高校生を対象に、申し込みから受験、成績判定までのすべてをインターネット上で行う全国統一模擬試験を始めると発表した。
英語、数学、国語の3教科の模試を年3回実施する。受験料は無料。当面、高校2、3年生が対象だが、今後中学生などにも順次広げるという。研究所の担当者は「受験生にとって、試験会場に出向く必要がないなど時間的にも金銭的にも負担が少ない」としている。
受験希望者は、学習サービスサイト「Yahoo!ステップアップ」にアクセスし、自分のIDやパスワードを入手して申し込む。試験期間中、サイト上に問題が掲載され、解答を入力して送信。集計が終わるとメールで通知され、サイトにID、パスワードを入力すると、自分の答案結果や問題解説、希望大学への合格可能性などが表示される。
1回目は6月17−23日に実施し、7月8日に結果発表の予定。2回目は10月、3回目は来年1月に行うという。