東京の都営地下鉄に設置されている日本オーチス・エレベーター社製のエスカレーター計4基で、モーターを載せている架台を固定するボルトに亀裂が見つかっていたことが13日、分かった。都交通局はすでに問題のあったボルトを交換したという。
名古屋市営地下鉄の駅で9日、上りエスカレーターが逆走し男女11人が軽傷を負った事故では、日本オーチス・エレベーター社製の同型機のエスカレーターで、ボルトの破断が確認されていた。都交通局は今後、このタイプのすべてのボルトを、太いタイプボルトに取り換える作業を始めるとしている。
都営地下鉄には同型機が大江戸線の都庁前、練馬、光が丘の各駅に計29基あり、このうち都庁前駅の3基と練馬駅の1基で、それぞれ6本ずつあるボルトのうち1本に亀裂が入っているのが確認された。