12日午後1時10分ごろ、兵庫県加古川市加古川町大野のJR加古川線日岡駅構内で、信号機が赤のまま変わらなくなった。このため、同駅に入ろうとしていた加古川発厄神行きの下り普通電車(2両編成)が駅手前で立ち往生。約40分後に運転を再開したが、同電車のほか上下計11本が9〜30分遅れ、4本が運休し、約800人に影響した。
JR西日本によると、線路脇に設置したポイント切り替え用のモーター(長さ2メートル、高さ30センチ、幅50センチ)内にアリが巣を作っていた。アリが持ち込んだ土が配線部分に付着し、電流が流れなくなっていた。JR西日本新大阪指令所は「アリのせいで電車が止まるのは珍しい」としている。