陸上の国際グランプリ大阪大会は10日、長居陸上競技場で行われ、男子1600メートルリレーで“誘導ミス”が起こった。米国とポルトガルの第2走者が、本来のバトン受け渡し位置より10メートルオーバーした場所に誘導されると、日本の2走を務めた金丸祐三(法大)もこれにならって同じ位置でスタンバイ。結果、1走の安孫子充裕(筑波大)は410メートル近くも走るハメになった。
昨年の世界選手権で、男子50キロ競歩の山崎勇喜(長谷川体育施設)が係員の誘導ミスによって棄権扱いとなったことは記憶に新しい。金丸は「自分の勉強不足です」と反省したが、日本陸連の苅部俊二・男子短距離部長は「本人たちにも責任はあるけど、大阪は競歩でもあったから」と再度の不手際をチクリ。