母の日の11日、千代の富士ら2人の横綱を輩出した北海道福島町で「女だけの相撲大会」が開かれ、北海道や岡山県などから集まった57人の女性力士が熱戦を繰り広げた。
大会は18回目で、道内の中学校で英語指導助手をしている外国人ら12人も参加、トーナメント形式で行われた。曇りがちで肌寒い天気だったが、「気が付いたら押し出されていた」や「レスリングのような寄り切り」など、ユニークな決まり手が飛び出し、客席を沸かせた。
決勝は、しこ名「おでぶ山」の札幌市の会社員山本静香さん(32)が、昨年の横綱「田辺山」を下手投げで破り、3度目の優勝を果たした。
山本さんは「頭が真っ白になって、胸を借りるつもりで思いっきりやりました」と、満面の笑みを浮かべていた。