京都府舞鶴市の高校1年・小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、美穂さんが6日深夜以降に自宅を出てから、遺体発見現場の周辺まで約7キロの距離を歩いた可能性が高いことが10日、舞鶴署捜査本部の調べで分かった。
捜査本部は、美穂さんが自宅から西に国道27号を進み、山の西側を回り込み北上して歩いたとみて、足取りの特定を進めている。美穂さんの両足にはサンダルで長時間歩いたためにできたとみられるマメがあり、自宅には自転車が残されていた。
女性捜査員が同型のサンダルを履き、休まずに歩いた結果、約1時間45分で現場に到着。途中で何者かと接触し、車などで移動した可能性もあるが、殺害された7日未明に歩いて現場に到着したとみて矛盾はないという。
一方、美穂さんの遺体背中に、自ら倒れたり転んだりではできないような擦り傷があったことも判明。頭などを何度も凶器で殴打しており、捜査本部は強い殺意があったとみている。何らかの事情を知る可能性がある顔見知りの人物についても周辺や交友関係を慎重に調べている。
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