広島県福山市の路上で9日夜、痴漢に遭った高校2年の女子生徒(16)がその場で容疑者の男(40)を取り押さえ、駆けつけた福山東署員が県迷惑防止条例違反(ひわいな行為)の疑いで現行犯逮捕した。
調べでは、男は同市内の会社員で、同日午後9時35分ごろ、帰宅途中の女子生徒の尻を制服の上から触った疑い。「間違いありません」と容疑を認めているという。
男は走って逃げようとしたが、女子生徒はとっさに男のジャンパーの腹の辺りをつかみ、近くの自宅の方向へ数十メートル引っ張りながら携帯電話で父親に連絡。数分後に父親が駆けつけると、男は女子生徒につかまれたまま、観念した様子で地面に座り込んでいたという。