カナダ通信によると、バンクーバー発トロント行きのカナダ大陸横断鉄道(VIA)の長距離列車が9日朝、オンタリオ州内を走行中に60歳の女性乗客が突然、インフルエンザに似た症状で死亡、ほかの乗客6人が同様の症状を訴えた。
カナダ当局は毒物汚染や感染症発生の可能性があるとして、列車に緊急停止を命じ、乗客260人と乗員30人の全員を隔離した。しかし、その後の調査で危険性はなくなったとして9日夜に隔離を解除、列車は運行を再開した。
当局の調べでは女性は団体ツアー客としてアルバータ州ジャスパーから乗車、当初から体調の不良を訴えていたといい、6人の症状とは直接関係がないと判断された。
在トロント日本総領事館によると、乗客に日本人が含まれているという情報はない。(共同)
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