9日午後4時20分ごろ、千葉県君津市にある民間企業の社宅の住民から「男が女の子を襲っている」と119番通報があった。君津署員が駆けつけると、社宅に住む中学3年の女子生徒(14)が社宅3階のエレベーター付近で腹部を刺されて倒れていた。同署は、1階のエレベーター付近で、住民に取り押さえられていた男を殺人未遂容疑で逮捕した。
女子生徒は重傷とみられるが、病院に搬送される際、男について「知らない」と話したという。
同署によると、男は同県浦安市富士見4丁目の無職島崎敏夫容疑者(36)。調べでは、果物ナイフ(刃渡り約10センチ)で女子生徒を刺した疑い。同容疑者は「(女子生徒は)知人だ」とし、「殺すつもりで刺した。自分も死ぬつもりだった」と供述しているとされる。
社宅の住民によると、「死にたくない」という叫び声が聞こえたため、窓の外を見ると、男が女子生徒に詰め寄っていたという。社宅1階から3階にかけて血痕があった。 アサヒ・コムトップへ
http://www.asahi.com/national/update/0509/TKY200805090263.html