京都府舞鶴市で府立高校1年、小杉美穂さん(15)が殺害された事件で、遺体発見現場の雑木林の地面に大量の血痕があったことが9日、舞鶴署捜査本部の調べで分かった。
司法解剖の結果、死因は重い鈍器で激しく殴られたことによる失血死で、死亡推定時刻は7日未明と判明。頭の骨が折れており、腕には殴られるのを防ごうとした際にできたとみられる傷が複数あった。
現場には川を渡らないとたどり着けず、急斜面で足場も悪いため、地元住民もめったに出入りしないといい、捜査本部は、土地勘がある人物に現場で殺害された可能性が高いとみて調べている。
調べでは、血痕は遺体の置かれた地面に大量にあったほか、下草にも飛び散っていた。遺体はあおむけの状態で土や枯れ葉がかけられ、首には細い枝かつるのようなものが何重にも巻かれていた。
http://hochi.yomiuri.co.jp/topics/news/20080509-OHT1T00101.htm