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2008年05月07日(水) 17時08分

車内に男性遺体 硫化水素自殺か(和歌山)紀伊民報

 6日午前9時50分ごろ、田辺市本宮町皆地の国道311号近くで、通行人から「『ガス発生中』と書いた張り紙をしている車が止まっている」と警察に通報があった。田辺署員や消防署員が駆けつけたところ、乗用車の後部座席で男性が死亡しているのを見つけた。車内からトイレ用洗剤の容器などが見つかったことから、田辺署は硫化水素を発生させた自殺とみている。
 死亡していたのは、県内在住の30代男性とみられる。現場は、国道311号皆地トンネルの同市中辺路町側から西に約100メートルの旧国道で、男性が乗っていた乗用車は道の中央に停車していた。車は鍵が開いた状態で、右側後部座席の窓に張り紙があったという。
 駆けつけた田辺署員と消防署員は、ガスマスクを着用して遺体の運び出し作業に当たった。辺りにはトイレ用洗剤の臭いと硫黄臭が漂っており、ガス検知器で慎重に濃度を測りながら作業した。午前11時半ごろ、濃度が十分下がったところで遺体を運び出した。
 田辺市消防本部によると、現場近くに民家などはなく、2次被害は出ていないという。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080507-00000005-agara-l30