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2008年05月04日(日) 00時00分

船場吉兆関係者「使い回し20年前から」と証言読売新聞

 大阪市中央区の料亭・船場吉兆の本店が、食べ残した料理を使い回していた問題で、同社関係者が読売新聞の取材に対し、「使い回しは20年以上前から行われていた」と証言した。

 魚や肉など複数の食材を含め、使い回しはほぼ毎日、行われていたという。同店の山中啓司料理長(取締役)はこれまで、「5、6年ぐらい前から2週間に1回程度、アユの塩焼きなど6品を再利用していた」と説明していた。

 同社関係者によると、使い回しは、1991年に法人化される前の「吉兆船場店」時代からで、客が手をつけずに回収された銀ダラやハモ、牛肉などの焼き物を再び調理して提供していたほか、折り詰め弁当に入れることもあったという。

 また、刺し身に使うワサビは、客がはしを付けた場合も回収してしょうゆに混ぜ、「ワサビじょうゆ」として別の料理に使っていた。うな丼は電子レンジで温め直したうえで器を替え、別の客に出すこともあったという。

 一方、山中料理長は取材に対し、「(20年前からは)ありえない」と否定している。

http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/news/20080504gr01.htm