4日午前11時15分ごろ、北海道訓子府町の無職男(30)方を、神奈川県警幸署員らが窃盗容疑で逮捕するため訪れたところ、男は自室で自殺を図り、病院に運ばれたが間もなく死亡した。
男の部屋には洗剤などがあり、硫化水素が検出されたことから、北海道警は硫化水素で自殺したとみて調べている。
調べでは、幸署の捜査員が玄関で男に同行を求めると、男は「部屋に物を取ってくる」と自室に行った。間もなくして、男の父親が様子を見に行き、部屋で倒れているのを見つけたという。
幸署は、男が川崎市幸区で今年起きた窃盗事件に関与しているとみて調べていた。
幸署の外峯一成副署長は「このようなことになって遺憾に思う。捜査方法には問題はなかった」としている。
(共同)