がん患者とその家族を元気づけようと、タレントの山田邦子さんの呼びかけで結成した「スター混声合唱団」のチャリティー公演が1日、文京区のフォーシーズンズホテル椿山荘で開かれた。
同合唱団は、昨年乳がんの手術をした山田さんを団長に、芸能人やマスコミ関係者らが集まり結成。この日の初公演には、同じくがんを経験したジャーナリストの鳥越俊太郎さんや女優の倍賞千恵子さんら20人が参加し、約200人の聴衆を前に「手のひらを太陽に」「一年生になったら」などを合唱で披露した。
トークショーも行われ、山田さんは「がんは治る。治らなくても、抱えながら生きていける」と熱弁。闘病生活について「同じ気持ちでいてくれた家族が何より支えだった」と振り返った。鳥越さんも「手術後は食事を節制し、睡眠もよくとるようになった。今が人生で一番健康」と笑顔で語った。
コンサートの収益金は、がん関連団体などへ寄付される予定。山田さんらは今後、月1回のペースでイベントを開催するという。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/tokyo23/news/20080502-OYT8T00108.htm