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2008年05月01日(木) 10時00分

“女の園”覗いてみた!日刊ゲンダイ

 新丸ビルにある女性限定のスナックが連日、大盛況らしい。「女の園」——。どんな男でも足を踏み入れることが許されない。それだけにノゾいてみたい。日刊ゲンダイ本紙女性記者(31)が“潜入”した。

●丸の内 女性限定スナックは大盛況
 新丸の内ビル7階にある「来夢来人」は、女性限定の飲んで歌えるスナック。時間帯によっては女性同伴で男性も入店できるが、夜な夜なキャリア女性で賑わう。店内はかなり暗い。カウンターと赤のベルベット調のソファの33席があり、壁一面、松田優作や坂本九などのポスターが張られていた。
 バーテンダーはイケメンぞろいで、浅野忠信似の男のコ(23)に「モテるでしょ?」と聞いたら、「そこそこ」とはにかんでいた。
 店内にはギョーカイ人っぽい40代美女2人と、金融系の30代OL2人。どちらも常連客らしい。
 カラオケは、1曲につき200円。キャンディーズや中森明菜、ユーミンなどを熱唱。やたらうまい。男の目を気にして選曲にこだわる必要もない。妙な連帯感。生ビール800円ナリ。

●超名門女子大の学食
 東京都S区にある超名門女子大の学食。「合コンしたい女子大ランキング」で上位にランクインするお嬢サマ校だ。平日の正午に訪ねた。
 スザンヌに似た学生に「食堂はどこ?」と声をかけると、「こちらです」と案内してくれた。さすがお嬢サマ! と思ったら、学食は昔のデパートの食堂そっくり。200席以上はありそうだが、ほぼ満席で、ピーチクパーチクと皆おしゃべりに夢中だ。
 グレーの制服に身を包んだ新入生らしき姿も。制服の6人組が「レースクイーンのバイトって、(給料が)いいらしいよ」「マジで〜?」なんて、無邪気に話していた。
 向かいのテーブルにはショートパンツにブーツ姿の2人組。高級ブランドのバッグから取り出したのは、ケータイとあぶら取り紙。メールを打ちながら、化粧直しにいそしんでいた。
 メニューは少なめで、日替わり定食が400円と庶民価格。さすが女子大、ソフトクリームが180円。あとはカレー(330円)、めん類(300円)で、プラス50円で大盛りも可。
 ちなみに食堂のトイレには「TOILET」としか表示がなかった。男性用がないからだ。

●看護師寮
 東京都S区にある看護師寮へ。キャリア3年のA子さん(24)の部屋に、撮影なしの条件で入れてもらった。管理人が目を光らせていて、もちろん男子禁制。親でも事前の許可が必要なんだとか。女の園だ。
 築ウン十年らしい。2DKで風呂、トイレ付き。タンス、ベッド、冷蔵庫、パソコンと、ごく普通のひとり暮らしの女のコの部屋。寮費は「3万円ぐらい」だという。皆、夜勤でヘトヘト。あんまり交流はないそうで、下着姿でウロウロする女性も多い。
「白衣は病院でクリーニングしてもらえるけど、パンツとかブラジャーは自分でやるしかない。でも、疲れて寝に帰るだけなんで、洗濯物がたまっちゃって……」
 部屋には下着が山積み。シーツも汚いような。残念ながら、「白衣の天使」のイメージとは、ほど遠かった。

●女性専用車両
 朝8時30分、東京メトロの女性専用車両は、香水やシャンプーの匂いが充満していた。他の車両に比べて混雑率が高い。ぎゅうぎゅう詰めだ。
 読んでいる新聞は、ほぼ日経か朝日。大半の人は寝るか、メールか、音楽を聴いたり読書。ナンクロに夢中になっている人も。無防備というかリラックスしている。急停車すると、ヒールの「カタカタカタ」という音が一斉に鳴り響く。
 途中、白人男性たちが駆け込み乗車してきた。彼らは明らかに困惑していたが、乗客の女性はお構いなしだった。

●スポーツクラブの女性更衣室
 東京まで10分、U市内のスポーツクラブ。平日夜21時の更衣室は、会社帰りのOLでごった返していた。“貧乳”でも“干しぶどう”でも皆あけっぴろげで、局部も隠さず、顔に化粧水をかけまくっている。何となくテニスの伊達公子っぽい女性が多い。スタイル抜群のほうが、裸になって見せびらかしている。
 サウナでは「あの人は愛想がない」とか「きょうのインストラクターはよかった」なんて、スッポンポンで噂話に花が咲く。
 ちなみに、女性更衣室は男性と比べて盗難率が高いらしい。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080501-00000002-gen-ent