東芝が納入しているダム管理用ソフトの一部が、インターネットを通じて流出していたことが1日、分かった。東芝によると、同ソフトを使っているダムは青森県など18県で45カ所に上る。
ソフトはダム周辺の降雨量や流水量などを記録するプログラムの一部。ソフトを利用するダムの制御室はインターネットに接続されていないため、流出によって管理に支障をきたす可能性は極めて低いという。
ソフトを使用するダムを県内に6カ所持つ青森県は同日、東芝に厳重注意するとともに再発防止などを求めた。
東芝によると、ソフトは同社から発注を受けた制作会社が制作した。制作会社は東芝へ納品するとともにサーバーに保管。しかし設定を誤り、外部からサーバーにアクセスできる状態となり流出した。