ダム関連施設の管理用コンピューターのソフトウエアに関する情報が、開発会社のサーバーからインターネットを通じ外部に流出していたことがわかった。ダムの運用や操作に関する情報はなく、ダム管理への影響はないという。
ソフトを納入した東芝と国土交通省が1日発表した。一部開発を孫請けした都内の業者のサーバーに3月2日午前から翌日午前にかけ何者かがネット経由で計3回侵入し、情報の入ったファイルをダウンロードした。掲示板「2ちゃんねる」に流出についての書き込みがある、との匿名の電話が業者にあり発覚した。
流出したのは、ダム内の水位に応じてゲートをどれだけ開けたらいいかを算出するための計算式などで、ダムを操作するための情報はないという。流出情報を含む管理ソフトは国直轄の美和ダム(長野県)、鹿野川ダム(愛媛県)など43カ所のダムと6カ所の用水管理施設などに使われている。 アサヒ・コムトップへ
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